フィールドサービスエンジニア(建築・産業カンパニー)

最適な設備保全計画を立て、暮らしや産業を守り続ける。

堤 康太 建築・産業カンパニー 国内事業統括部 関東営業部 サービス営業第二課
2012年入社 フィールドサービスエンジニア

大規模プロジェクトをまとめ上げるコーディネーター

私は自社製品のアフターサポート業務を担当しています。主に納入先ごとにカスタムされたポンプや送風機を扱い、定期点検と整備、故障対応などのメンテナンス業務、機器の更新工事などを行っています。十数社の法人顧客が保有する設備機器の状況を確認しながら、 経年などにより整備や更新が必要な場合は、見積もりや施工スケジュールなどのプランを作成してお客さまにご提案。メーカのサービス部門として、技術に裏付けられたサービスを提供していく仕事です。

私は100台以上の機器が稼働する大規模な現場を扱うことが多く、数週間にわたり数人〜数十人の技術員が作業にあたるような案件も少なくありません。基本的に作業は協力会社さんに依頼しており、私は監督という立場です。実際に機器を触る業務はほぼなく、作業が予定通りスムーズに運ぶようにまとめ上げていくコーディネーター的な役割といった方が正しく伝わるかもしれません。

最初から最後まで一人でやり抜く力が身につく

昨年、気象に関する研究施設の更新工事を担当しました。私が扱うポンプ製品や送風機以外にもたくさんの種類の設備機械が同時に入る大規模な工事で、工期はおよそ1年という長丁場です。

普段から私が心がけているのは、協力会社さんたちに気持ちよく働いていただくこと。そのため事前に各社ごとの作業手順を確認し、最適な工程を組むことを心がけています。長く複雑な工事ほど、不測の事態が発生しやすくなりますし、今回のように複数の業者さんが入るケースでは、それぞれの利害が対立するようなことも起き得ます。そうしたトラブルを未然に防ぐ力も、工事を完遂させるために必要不可欠です。

こうした下準備もあって、多少のトラブルはあったものの予定通り完工しました。自分の発案が具体的な計画となり、現場で多くの人たちが従事し、売上という数字になって成果が見える。最初から最後まで主体的に関わることができますので、得られる手応えと達成感が大きい仕事だと思います。

設備保全に革新をもたらすクラウドサービス

ポンプ、送風機、給水装置など、当カンパニーが扱うのは社会インフラを支える重要な機器ばかりです。しかし施設の規模が大きくなるほど日常点検にかかる負荷は大きくなり、突然の故障につながる危険性をはらみます。

安心で快適な日々を途切れさせてはならない。この使命を果たすべく、荏原製作所は自社開発したIoT技術を活用して機器の稼働状況を管理する「EBARAメンテナンスクラウド」を開発しました。メンテナンス負荷の低減により安定稼働を実現する画期的なこのシステム、まだ提案を始めたばかりですが、多くのお客さまから「ぜひ使ってみたい」という声が寄せられています。

その他にも、当社は冷却塔などの付帯設備を扱うグループ会社との協業により、単体機器だけでなく設備全体をトータルでメンテナンスできる体制を整えています。最適な保全計画で今を守るとともに、柔軟な発想で未来を変えていく役割を担う部署です。

 顧客の個別課題を解決しながら、次世代のアフターサービスのあり方をともに探していきましょう。

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