精密・電子カンパニー

精密・電子カンパニー

世界トップシェアをターゲットに
各部門が取り組む戦略テーマとは

精密・電子カンパニーの事業領域は大きく分けて二つ。一つは半導体工場に欠かせない精密チラーや真空ポンプなどのサブファブ関連製品を扱う「コンポーネント事業」。もう一つが世界シェア2位を誇るCMP装置をはじめとした半導体製造装置を扱う「CMPおよびその他装置事業」です。
主力製品において世界トップシェア獲得を目指す中、今回は特に重要な戦略テーマに取り組む3つの部をご紹介します。当カンパニーの今とこれからについて知ることができますので、求職者の皆様が事業や業務をご理解いただく参考としていただければ幸いです。

多品種混流ラインの自動化に挑み、多彩な顧客ニーズに対応

コンポーネント事業部 生産企画第一部

部長 藤原 丈司

私たちは、ドライ真空ポンプの生産と生産技術を担当。生産技術については、物流、機械加工、組立、試験といった生産プロセス全体をいかに自動化していくかというミッションにチャレンジしています。一般的に生産ラインの自動化というと、同じものを大量につくるというものが多いのですが、当部門は顧客ニーズに応じた多様な部品、製品の混流生産に取り組んでいます。藤沢事業所内の生産拠点は、マシニングセンタやNC加工機を使用した自動加工に加え、ロボットによる自動組立や自動搬送など、様々な生産プロセスが自動化された最新鋭の工場です。自動化が進んでも、品質向上や生産性向上には、加工や組立の技能は欠かせません。精度や品質にばらつきがあればその原因を、生産技術と製造が一緒になって、データに基づいて原因を究明し、既存の製造プロセスの改善や新工法開発などを通じて、品質や生産性の向上を実現していきます。成長著しい半導体市場に対応していくためには、スピードが重要なため、各技術者が複数の製品、複数の改善テーマを抱えながら、あれこれ試行錯誤を重ねる日々。全員が常に新しいものづくりにチャレンジしています。

先進技術を積極的に取り入れ、次世代の制御システムを開発

装置事業部 装置制御システム部

部長 鳥越 恒男

我々は当カンパニーで製造する半導体製造装置の制御システム(電気設計からソフトウェア開発まで)を担う部門です。当社の主力製品であるシリコンウエハーを平坦に研磨するCMP装置は、物理的な加工だけでなく、化学的な処理や、装置内での搬送など様々な工程が含まれます。半導体製造における加工精度が年々高度化していくなか、顧客の要求性能を満たすためには、IT技術レベルの向上を同時に図っていかなければなりません。
様々な開発テーマに対し、我々は膨大なセンシングデータの活用や環境負荷を低減する技術、顧客の工場ネットワークにつなげる通信技術、サイバーセキュリティなど幅広い分野の技術トレンドを取り入れることで解を出していこうとしています。既存の技術の延長だけではなく、新たな技術領域にもアンテナを張り、社内外の専門家たちの知見を借りながら、次世代の制御技術を生み出しています。

継続的な事業成長を支えるグローバルSCMを構築

装置事業部 SCM部

部長 石山 善博

人口減少などにより多くの産業が下降傾向にある中、半導体製品の需要は非常に旺盛です。当社製品の増産も続いており、近年は新しい生産拠点が展開されています。こうした急拡大する生産需要に対応していくとともに、市況により上下するデマンドへの対応、顧客要望に応じた特殊な加工品の調達など、安定調達を実現するサプライチェーンの構築が我々SCM部には求められています。
CMP装置1台に使われる部品点数は3万〜5万点。これらの部品を600社におよぶサプライヤーから調達していくのですが、現在の供給体制におけるリスクを低減させるための最適地生産、コスト低減、BCP確立などが急がれています。決められた部品を決められた仕入れ先から調達するという通常業務から、これらの課題を解決するため改善策、つまり既存サプライヤーとの戦略的取引や海外サプライヤーの新規開拓、既存商流の見直しなど、これまでになかったチャレンジに軸足を置いた取り組みを行っています。

求める人材・人材への期待

世界規模で急成長を続ける半導体業界。マーケットの成長スピードに適応していくために、どこの部門も基本方針は前向きかつチャレンジングなものとなっています。ミスのない定型業務の反復ではなく、新しい価値の創造に比重を置く点は共通です。柔軟な発想力や失敗を恐れない実行力、多くの人を巻き込んでいくコミュニケーションスキルなどが今後特に重要となってきます。あなたがこれまでに得た経験やスキルを、世界に広がる半導体市場で活かしてみませんか。

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